自分は案外変わるものでした

こんにちは。

最近会社に行くのが楽しくなりました。
仕事は相変わらず、グッタリするんですが、
実は、2ヶ月前にランニングを始めたんです。

例の私の上司の誘いにのって、2時間のお昼休みのうち、1時間、上司とランニングをしています。

仕事では、彼から教育を受けたことがなかったので全くわからなかったんですが(笑)、

私の上司は人を育てるのが上手だということが今更発覚しました。

私は中学校の中距離走(3キロくらい)、私の人生の中でのランニングは終わらせたつもりでいたんですが。。

今更、ランニングをすることになるなんて。
と、ブツブツ言う私の呟きは基本的に無視されます。

私のレッスンはまず、できるところまでということでスタートしました。
最初は2キロくらいゆっくりしたスピードで走るのが精一杯。

ただ、

どんなにスピードを落としても
決して歩かないこと。そして30分は続けること。

と走る極意をまず教えられ。

息が切れて辛い顔をする度に、何キロ走ったかではなく、あと何分耐えればゴールに辿り着くかだけを、隣で呟やかれる手法です。

確かに、あと5分続ければ終わり、とか言われると、それなら耐えるかと思うわけで。

私はみるみるうちに伸びていきました。(笑)

ときどき、私が、

今日は靴下を忘れた。
というと、靴下はいくらでももってるから、貸してやると言われ。

今日はお腹が痛い。
というと、言い訳だ。みたいな顔をするが、特に何も言わずに一人で走りにいく。

上司からは特に何も責められないので、
自分に代わりに責められるわけです。(笑)

でも一方で、
成長したことは、見事に褒めてくれます。
そして、来月には10キロは走れるようになるよ、とキラキラした夢をちらつかせてくる。

あまりにも、やったことを褒められるから、私には才能があるのかもしれないとまで、勘違いをする。

そうすると、褒められたくて、
上司が出張でいない間も、一人で走りに出るようになり。
すると、他の部署のランナーたちが、
一緒に走ってくれたり。

会社の中に、仕事関係者とは違うコミュニティができました。


会社は、仕事と趣味をする場所にかわり、
私はクライアントとのミーティングの内容と同じくらい、今日走るコースと時間を真剣に(しかも仕事中に)考えております。

この国のこの社会は、
それでいいのだ。と言ってくれてる気がします。

なんでもバランスなんだと。

私が昔、忙しすぎて、終わりが見えなさすぎて仕事で煮詰まっていた時、みんながアドバイスしてくれたのは、

熱中できる、仕事以外の趣味でも何でもいいから作れ。

ということでした。
他のモノに目を向ける時間が必要だろ?と。


今、そのアドバイスの意味というものがよく分かります。

一つのものを完璧に作り上げるて幸せになることなんて難しいんだから、いつくかのものを大事にして、補い合いながら、総合的な満足度を上げればいいと。

しかし、、

私が、毎日ランニングしてるなんて。。(笑)
私の古い友人たちには、人間て変わるのねと言われています。

確かに。自分て数年単位、数十年単位でみると、随分変わってますよね。

人間て変わるんですよね。

環境が変わらなくても、行動を変えれば、数カ月でも、こんなにも変わる。

変わらないと思うのは、
その思い込みのせいだけなんですね。

最後に、
ちょっと上司を褒めすぎた気がするんですが、
でも、やっぱり毎日メールに向かってキレてますw

なんでも水に流す人たち

こんにちは。

先日、マドリーのバラハス空港での出来事。

私は、5月の連休をイギリスの知り合いのところで過ごすため、バラハス空港にいました。

ゲートコールがかかり、ボーディングが始まり出ししたので、私もゾロゾロと伸びる列の後尾に並んで、私の順番をいつもの様に待ってると、
私の前で、Stop!と言われてしまい。。

一人のGAが、すごい勢いで、

はいはーい、下がって下がって〜
搭乗を中止します〜

と言い出しました。

え、何事?

と思ってると、もう一人、機体から出てきたと思われるGA(スペイン人)が呆れた感じを満々に出しながら、

機長が自分のIDカードをホテルに忘れたそうです。
これから、そのホテルへカードを取りに行くので、
搭乗中止です。
はいはーい。みなさん。ベンチに戻って座ってください。

機内にいる乗客も、みんな一旦ゲートに戻ってもらいます。

と、呆れた感じにアナウンス。

客のスペイン人たちと、私は、

へ??
遅れるってこと?

と、GAに聞き寄っていくと、

ホテルと空港は片道15分位なのよね〜
30分は遅れるわね。以上!

と、被害者かのように答え、質問を切られる(笑)
(スペインでは良くありますねw)

一先ず、
隣にいたスペイン人夫婦の方を見てみたら、
こちらも、は〜、と呆れた感じで1時間は遅れるわよ。座りましょう。と。。私に促す。

私、到着先のロンドンから出発のバスのチケットもう買ってるのになぁ〜

と思いつつ、
私も諦めは早いので、コーヒーでも飲むことにしました。

そして、コーヒーを飲みながら、思い返していました。

しかし、、

IDカードを機長が忘れたことを明かしてしまうなんて、なんてスペインらしいんでしょう。笑

そして、

30分はかかるとのGAの読みに対して1時間と見積もるのも、なんてスペインらしいんでしょう。笑


そして、コーヒータイムから帰ってくると、
さらにスペインらしいことが。

予想外にも機長の同僚が30分以内に機長のIDカードを持って現れたんです。(これはスペインではかなり稀ですが)

すると、みんな立ち上がり、
彼に対し拍手の嵐。

よくやった!
というかのように、

機長の同僚は拍手の嵐の中を英雄かのように歩いて行くではありませんか。

思わず、あっぱれだなぁと笑ってしまった私。

この国では
似たような場面を何度も見ます。

この国で学んだことは、
他人がしでかしたことを、心から許せるようになると、自分がしでかしたことも心から許せる日が着まるということです。(スペイン人は、自分が許してもらう代わりに他人も許すといった、逆の発想だと思いますが。)

こうではいけないという漠然に思う社会のルールを一度、そうでなくてもいいのかもしれないと思って、水に流すことを覚えると、

自分たちはそんな高レベルな人間でなくてもいいじゃないか、とそう思うようになります。

すると、なぜか楽になるんですね。


やっぱり、どんな事にも裏と表は付き物で、
100%美味しいことなんて存在しないですよね。


いつも日本に行くと思うんですが、

日本の電車は数秒も遅れず時間通りにつく代わりに、自分が1秒遅れて、電車のしまったドアを前に、開けてとお願いしても、無視されますね。笑

スペインでは、電車やバスは数分遅れてつく代わりに、数秒遅れて着いた人に、ドアを開けてくれるわけです。

ある日、遅れた自分を受け入れてくれた代わりに、バスや電車が数分遅れることに文句はいわずに、そーゆーものだとして生きている。


どちらがいいかですよね。
性格もあると思いますが。

ただ、もしできるなら、
どちらがいいか、どうしたいのか、選んで生きたいものですね。

ということでした。

わたしのボスは最高だ

ご無沙汰してます。

最近、わたしは自分の上司がお気に入りです。
(あ、人間として)

スペイン人で今年37歳(かな?)のわたしのボスは、
わたしに仕事を教えたことは、ほぼありません。笑

出勤は朝9時(みんなより一時間おくれ)。
子供を保育園に預けてから来ます。

来たと思ったら、電話でそこら中の部署と話だす。(一応、部長さんなので忙しい)
一息ついたと思ったら、メールを開いて、
まずJoder ! /クソッと呟く。(ほぼ毎日)

そして斜め向かいに座るわたしに、メール100件も着てるぜ!みたいに同情を求めてくる。
(最近、その呼びかけも無視します)

そして、ブツブツと一つのメールに対して1文句づつ呟く。
時々、とてつもなく怒ると、わたしに
どういうことだよ!うちの会社の連中は!!
とまた叫ぶ。
(入った頃はわたしが怒られてる気分がしてたんですが、今はそ〜ね〜。でもそれがうちの会社だし。と軽く答える。)

一日少なくとも3回はミーティングに参加。
そして、キレまくる。でも2分くらいで正常な精神状態に戻る。

11時ころになると、クッキーとバナナで朝食。
時々、クッキー食べる?とわたしに聞いてくる。

14時になると、リュックをしょって、
じゃ、走ってくるわと10kmのランニングに出かける。
最近の口癖は、
早くお前もランニングシューズもってこい。特訓してやる。(.....)

忙しいんだ!と他部署の人間に叫んでも、
1時間のランニングはかかしません。
もちろんお昼に与えられている2時間の休みは、誰もがもっている権利だと思っている。

15時過ぎに会社のジムのシャワーを浴びて帰ってきて、わたしとお昼食べに行く。

お弁当持参組のわたしたちは食堂みたいなとこで食べるのですが、

今日のお弁当、誰が作ったの?と聞くと、
オレ。とほぼ毎日返事が帰ってくる。
(奥さんは、料理より仕事が得意だそうで)

そして30分でささっと食べ、2人で仕事に戻る。

時々、17時半くらいになると、
幼稚園迎えに行かなきゃとパソコンを片手に帰ってゆく。(定時は18時です)


一緒に日本に出張に行くと、
スーツケースや重たいものは必ず持ってくれる。

でも一人じゃ、ビビって東京の地下鉄にも乗れないw

オレを目上の人間だと思わなくていいから。
といつもいう。(もう思ってないけどw)

オレは一時間長く会社の人間といることよりも、一時間でも長く家族といる事を望む。(と、だからパソコン持帰りでもさっさと帰る)

お前はお前が責任を持てると思う範囲なら、やりたいと思うことをやりたいようにやればいい。(と、ほぼ放置)。
日本で2週間、実家から働かせて、と言ってもOkがでる。


というわけで、
彼がわたしに具体的な仕事の指導はしてくれたことはありませんが、

でも、人生をどう生きるべきかという、見本を見せつけてくれます。

人生の中で、何を大事にして、それをどう守り抜くかということ。

自分が単純であれば、物事は案外、単純に片付くということ。

もちろん、スペインだからより簡単にできることばかりですが、

本来、社会は個人の本来の目的にそって、それに都合よく作られていくべきでは?
社会の目的のために個人の生活のカタチを変えるべきではないのでは?

と思ったりするのでした。


しかし、わたしの上司は、
特にわたしにランニングをさせたいようです。

8時間以上、オフィスにこもってるなんて、
お前、いつか、呼吸困難になるぞ!

と最近、脅してきます笑

2018 リスト

Feliz año nuevo.
明けましておめでとうございます。

お久しぶりなんですが、
スペインの友人に面白いものをもらったのでこのブログに添付して展開します。

スペイン語の練習にしてみてください。
ちなみに、私も一生懸命埋めてます。

2018年も良い年でありますように!

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バルセロナから学んだこと

バルセロナの独立運動が日本でも、ニュースになってるようで。

こちらマドリードでも、スペインの国旗をマントのように体に巻いた老若男女を街にで見かけるようになりました。独立反対デモに参加してきた人と思われます。

バルセロナには、私がまだまだ知り尽くせない、彼らの歴史があり、スペイン軍に負けスペイン王国になってからも様々な差別を受けてきたんだと、それの何が民主主義だと、主張しているのではないかなと推測します。(て、私もよく勉強できないのですがw)

私個人的には、賛成でも反対でもないのですが、
私みたいに、今のことで頭がすぐいっぱいになってしまう人間からすると、

なぜ、何十年もの昔の思いは(特に憎しみとか悲しみ)世代を越えても、色褪せず人の中に残り続けるのだろう。。と、
そこに、興味を持ちます。


それは両親や社会からの教育なのでしょうが、
なぜ、世の中は人を憎む様な教育をするのか。

それは、自分たちが被害を受けたと思うから。
それは、’自分たち’という一つの団体(仲間)があったと思うから。。なのかぁ。と思ったりします。

でも、今の社会、
自分がどこかのグループに属しているという感覚は果たして、約50年以上前の時代から色褪せずそのまま残っているのか。。。疑問。。

例えば、よくあることですが、

名前聞くだけで、なんだか嫌いな国てありますね。特にお隣さんの国とか、あんまり好きとは言えない。
そんな漠然なイメージは、
でもある日、困っていた自分を助けてくれたそのお隣の国の○○さんという名前を持ったひとりの人物により、簡単に変わるのです。
そして、個人は好きだけど、団体で見るとちょっと。。て、思ったりする。


私たちは、漠然と、各個人がどこかのグループ(国であったり宗教であったり。)に属していると思っている。

実際属してはいるんだと思いますが(笑)、
でも、選挙すりゃ、アメリカもイギリスも真っ二つに別れるご時勢。(という意味で、バルセロナの90%独立支持はすごいですねw)

普通に生活していても、その違う国からやってきた個人に簡単に出会うような今日この頃。

いくらイスラム国がアメリカを嫌いでも、彼らのケータイや電化製品や生活用品にアメリカの部品が入っていないとも限らない。(本当に入ってないかもしれないけど。)

なんか、グチャグチャですが、
何を思ったかというと、
一つのまとまりに見える団体でさえ、個人に分かれていて、そして、もはや、その個人の生活はモノやいろんなものを介して他のグループの個人と繋がっているということ、です。

とうことで、
実はみんな繋がって生きてるのに、
イメージに囚われて、対立して生きようとする。

人間て、おもしろいなぁ、
と動物たちに思われていると思う。絶対に。

バスの真ん中の窓側の席

今日も、
いつもと変わらず、バスに乗り、仕事場までやってきました。

いつもと少し違うのは、
8月なので、朝の出勤時間にバスに乗る人が半分くらいなこと。(8月は会社が休みなことが多いです)

一番に、空のバスに乗り込んだ私は、
一番お気に入りの、バスの真ん中の二列並んだ窓側の席に座りました。
ストップボタン近いし、出口(真ん中にあります)に近いので好きなんですよね。

そして、私に続いて2人くらいゾロゾロと乗ってきた人たち。

と、そのうちの一人のおばあさんが(ちょっと体の重そうな。)、私の隣の空いている席に、重そうな腰をおろした。。
そして、私にニコリと笑う。

周りの席はガラ空きです。
もちろん、おばあちゃんたちのためであろう、特別シートみたいなものもガラ空きです。

おばあちゃん、

なぜ、ここなんだ。。。と。

思いつつ、私も笑顔を返す。


そしてバスは5人くらいの乗客で出発。
15分もしないうちに、私が降りるバス停にやってきました。

おばあちゃんに、

ごめんなさいね。
私は、早くに降りるから、最初に座る場所変わればよかったね。。

と話しかけると、

あぁ、何言ってるの。気にしない。気にしない。

と、その重そうな体をのしりと持ち上げ、私を通してくれました。


ありがとう。 とあいさつすると、

よい1日を。

と、また笑ってくれました。


バスを降りて、
そうか、今日はいい1日になるのかもしれない。
そう、思いながら、嫌な会社(笑)までの道を歩きました。

そして、考えてみた。

なぜ、私は、自分の横に人が座るのを敬遠したのか。
(他の席はガラ空きの状態で)

キット、
このおばあちゃんのやりとりが面倒だと思ったからだと思う。

ごめんなさい、と言ってどいてもらう。
わざわざ、おばあちゃんを立たせて、そして座らせて。

申し訳ないし、面倒だし。

でも、この国の多くの人たちは、
それを面倒だとは思わないようです。
とういか、そんなことまで考えてない気もします。(笑)

キット、あのおばあちゃんも私と同じで、
バスの真ん中のあの二列の席が、
彼女の特等席だったのかもしれない。

では、
実際、一見面倒に見えたことは、
本当に面倒だったのか。。。

いや、そんなことはなかったです。
正直、おばあちゃんの言葉はどれもうれしかった。
彼女と関わったことは、
少なくとも、今日の気分を変えてくれる、良い出来事でした。

ということで、
面倒なことをしないと、得られないものが
あるということだ。

ということを今日、勉強しました。

便利なこと、面倒でないことは、
いつも一見、魅力的ですが、面倒なことをするからこそ、得られるものを奪ってしまう。

この今日の出来事も、明日になれば忘れる、大したことではないですが、

この国は、他人のことを対して気にせずに、
だからこそ、人と人が関わり合って生きている。

こうやって、いろんな人と関わることの累積が、
ここに留まる大きな核を成しているような気がしたりする、今日でした。

働かない潔さ(笑)

もうすぐ日本はお盆ですね。

こちら、スペインマドリードは、8月は経済がほぼ止まった状態になります。

うちの会社は8割の人間が8月まるごと1ヶ月休暇を取ります。残りの2割の人間も、少なくとも2週間の夏休みをとるのがルールです。

色んな交渉の場で、
よくスペイン人は自分の休みを相手に宣言して、
休みに入ると本当に音信不通になります(笑)

それに対して、こちらにいる日本人の私の友人が、

その潔さに、美を感じる。

と言っていました(笑)

1ヶ月休みをとっても、家族を持ち、家を持ち、暮らしていく人たちがいること、そういう社会が存在することを、日本のみんなは知るべきだ、と言います。

私も、それには賛成です。


ちっとも働かない=不真面目な奴ら

と終わらせるのは、もったいな研究材料だと、私も思います。

不真面目=仕事への責任感が足りない=だからスペイン経済が悪いんだ

という結論を、私も数年前には出していたんですが。。

私は、GDP3位の日本から14位のスペインに移り住んだわけですが、

正直、日本人から見て、スペインの会社は組織としての機能が全く回ってないです。

悪魔でも皆、個人プレー。
人のやることにチーム責任というような感覚は、ほとんどないです。


ですが、それでも14位なんですよね。

そのうちメキシコに抜かれ、他の国々に抜かれるでしょうが、
彼らは、それでも1ヶ月の夏休み休暇を取り続けるでしょうね。

その潔さ。

その潔さを、悪く見ることもできますが、
よく見て学ぶこともあるのではないかと、思います。

みんな1ヶ月イタリアの島とかに休暇用のマンション借りて、のんび〜り過ごすんですよ。


日本は日本のままでいいかもしれない。

でも、せめても、
自分たちは、そ~ゆ〜生活を選ばないとう判断をしたと思って欲しいなと。

そもそも、その判断をするために、そ~ゆ〜生活があることを、知って、考えてみて欲しいな
と思うわけです。