スペイン語の学び方 気分を伝える

久しぶりになってしまいました。
そして、久しぶりついでに今日はスペイン語を少し。

今日は、Que tal ?どう?元気?の返しの色々を。。
なんだか、Que tal ?と聞かれると、どんな状況でもbien 元気!と答えてしまいがちな我々、日本人ですが。

スペイン人は、感情を隠したりはしないので、
答えて方のレパートリーが半端なく多いです。

でも、一番無難で一番多いのは、
Bien :元気だよ。 
であることは事実です。
これを、返すと、だいたい、次の話に移ります。

では、それ以外、様々なバージョンをご紹介します。

いまいちなとき。

Regular .. : 微妙 みたいな返答です。

Pues.. aqui estoy. : と言うだけの人も結構います。
例えば仕事場で、週末明け、月曜に同僚からque tal ? と聞かれる。うれしくもないけど、ひとまずここにいるよ。という感じです。


次は、

疲れてるとき。上から下へバージョンがアップします。

Estoy cansada/o. :疲れてる

Estoy quemada/o. : quemarは燃えるという動詞です。直訳すると、私は焦げているとなります。なんか、すり減っているという感じです。

Estoy sobrepasada/o. : sobrepasar 超えるとか上回るという動詞です。表現的には、限界を超えてしまったという感じです。

ここで、注意しておかなければいけないのは、
Bien という返答以外は、必ず、相手から

Que te ha pasado ? どうしたの?何かあったの?

と質問が返ってくることです。

ちなみに、立場が反対の場合も、どうしたの?と聞くことは、スペイン人同士であれば、相手を気にしている証になります。ので、聞きましょう。(笑)

そうすると、おそらくなが~い話しが繰り広げられます(笑)

でも、スペインではそれがかなり普通で、
感情表現が少ない人を奇妙だと思う傾向があります。
いいも、悪いも、うれしいも、悲しいも言わない人は、何を考えているか分からない。。=怖い
となることが多いです。

なので、感情を表す表現はたくさん知っておくに越したことはありません。

幸せになる一番簡単な方法。

スペインに来て、
いろいろ人生を学んできた気がするんですが、

最近、スペインの皆からの一番大切なメッセージを見つけた気がするんです。

それは、昔から、

シェアーメイトのスペイン女子によく言われてきた、または、付き合ってた男にもよく言われてきた言葉で。

スペイン人なら、よく言う。

その言葉の裏側に隠れている、
奥深いものが、最近理解できる様になった気がして。

たとえば、、
喧嘩して、怒って、
どうしてそーゆーことするの?!と吐き出した私に、

たとえば、、
それは、社会では通用しないよ!とか、
だから、みんなに文句いわれるんじゃん!とか、
正論を言おうとした私に、

いつも

いつも

いつも

返ってきた同じフレーズ。

Es que yo soy como asi !

あんまり、直訳でイメージを崩したくないのですが、

だって、私はそ~ゆ〜人なの!

みたいな。日本語になるのかな。


昔は、
このフレーズが本当に嫌いだった。。(笑)

子供か!! みたいに更にイラッ。


ずっと、私が正しいんだと思っていました。

なぜなら、みんなも同じ意見だろうから。

なぜなら、社会で上手く生きていくための、
目には見えない秩序の話をしているんだ、と思っていたから。


でも、

ある日。気づいたことがあって、、


自分はこうである

と主張する人間は、

誰からも、ほぼ傷付けられない=激しく強い人間

ということです。


私たち、日本人はよく承認要求が強いと言われますね。

小さい頃から、行動に対して評価を受けてきましたね。

テストで良い点とって偉いとか。
足が速くて、すごいとか。
ピアノを10年続けて、立派とか。


それに比べて、スペイン人は存在を褒められて育ってきた種の人間の集まりです。


小さい頃から、

あなたはなんてカワイイの!と言い続けられる。

あなたは、あなたでいいのよ。と言い続けられる。


だから、みんな

僕は、私は、
ここが、人と変わっているから、時々ある種の人には嫌われるけど、でも僕は、私は、僕だから、私だから。それでいい。分かってくれる人が周りにいればいい。

また、
僕は、私は、このままでいい。

そんな発想になるのです。

だから、みんな、なんだか幸せそうで。


一方、私たちは、なりたい自分と、今の自分に差があって、悩んだりする。

ウジウジしたくないのに、ウジウジする自分が嫌いとか。

細かいこといいたくないのに、細かいとこばかり気になる自分がイヤとか。

引きこもってばかりで社交的でない自分をどうにかしたい。ウジウジとか。

解決は簡単。


それを、あっさり認めることです。
許すことです。

人にどう思われるか、、嫌だな、、
なんて、考えないこと。

このままじゃいけないじゃないか、なんて思わないこと。

理想の自分になれなくて悩みだしたら、
さっさと、ま、いいか。これが偽りのない今の自分なんだと、許すこと。


本当にこのままじゃ許せないと、
もっと心から自分が求めることは、悩むことなく、自分が果敢に挑戦しつづけてることです。

そーゆー自分にとって本当に大切なことは
悩む余地なく行動しているはずです。


なので、
行動に移らない小さなことは、
今の等身大の自分だと受け入れること。

自分が自分の味方になってくれれば、
他人からの攻撃に傷つきもしないし、他人に頼りきった幸せは必要なくなります。

誰かが、何かしてくれないと幸せになれない。

という考えは、いつまで経っても幸せが遠すぎるw

ただ、自分を許して、認めて、こんな自分にも、自分を活かした生き方があると、思えれば、
案外、文句なく幸せな日々となるものだと、


スペイン人から学びました。

スペインの文化:お客様にはサービスよりストレスを

先日、お昼休み時間を使って、銀行に行ってきました。

ドアを開けると長い列。

スペインの銀行は一般的に、
cajaと呼ばれる支払い等を受け合ってくれる窓口と、
mesaと呼ばれる、口座開設、ローン、投資などの相談にのってくれる机を構えて座ってる人たちと、
2つの機能にザックリ別れます。

そして、良く混んでいるのはそのうちのcajaと呼ばれる窓口。
水道代を払いにきたおばさんとか、
高額のお金を下ろしたいおじさんとか
並んでるわけです。

なのに対応している銀行員はたった一人。

そして、
これも本当によーーーくある光景ですが、
Mesaは客がおらず、ガラガラ。。

日本人の心が残っている私としては、

ほら、Mesaにいる銀行員さんたち、
Caja手伝ってよ。もう30分も待ってるんですけど。
と、思う。

でも、その長い行列を見つつも、
絶対、そこに応援に行こうとしない銀行員さんたち。
ちなみに、Caja対応している銀行員も同僚に助けは求めません。


ここには、大きなスペインの会社文化が現れています。

まず、一に、
自分の責任範囲以外は、決してクビを突っ込まない。

そして、第二に、
僕らは、会社の顔ではなく、ただの雇われです。
会社に文句があるなら、支店長にでもお問い合わせ下さい。
という意識。


さて、ここで気になるのは、
この国では客はどうやって生きているのか、

例えば、
私が列に並んでると、
前後のおばさんが、すごく嫌そうな顔で、
長くない?と話しかけてきます。

で、私が、
そもそもなんで一人で対応してるんでしょう?

と、答えると、

本当よね。
時間ないのに。。

そう内々で文句は言いますが、決して銀行側にクレームはしない。

なぜなら、クレームしても何も起きないことを知っているから(笑)

つまり、
この国は、客が耐える国なのです。

もう少し詳しく紐解くと、
なんだか少し社会主義の匂い残る感じがします。

すべての会社がそうなわけではないですが、
特に老舗の会社や、お役所関係は、
まさしく。クライアントには媚びることはない。

なぜ媚びないのか、それはコンペティティブであるか、もしくはコンペティションをする必要がないから。

つまり、自由市場の匂いが薄いのです。

弱いものが強いものに食われる、資本主義社会の傾向は、これから強くなるとは思いますが、
なかなか、メンタリティを変えるのは難しそうで、食われてから、もう遅いことに気付く。。
てな感じがします。

さてさて、
こんな社会で生きていて、悪いことばかりではない、と信じて(笑)

最後に、いい面も考えてみました。

例えば、
忍耐力はかなりつきます(笑)

仕事する側として考えたら、
仕事のストレスはかなり低減します。

日本では、仕事においてありとあらゆる責任を見積もり、行動しなければいけない。

でもスペインは、自分の決められた責任範囲以外は、心が痛みもしないわけです。
(でも、実際スペインの会社で働いてみても、心が痛むのでストレスはスペイン人よりは溜まりますが。。)


この国で、だいぶ生きてきて、
腹が立つことは山ほどありました。

でも、いいか悪いかじゃない。

世界が違うんだ。

生まれたところが違えば、
犬もご馳走になるし、うさぎもご馳走になる。
うさぎがよくて、犬が悪いのか。

いいか、悪いかじゃない。

世界はたくさんの色を持って存在するんだ。

と思うことが自分のためになります。

自分の好きな人を周りに集めてみる

海外に住んでの、結論。

私たち、個人の生活は、だいたい自分と接する10~30人くらいの人で出来上がってる。

私はスペインで約5年。
マラガ(アンダルシア)3年半
ヒホン(アストゥリアス)半年
マドリード 半年

こんな感じで場所変えながら暮らしてきました。
スペインをよく知ってる人なら分かると思いますが、
南の先端のマラガから、北の先端のヒホンに移り、そして中心のマドリードに落ち着いた感じで。


3つの場所を転々としている間、

私は、スペイン人に対する意見をとてつもなく変えてきた、

と、思います。

それは関わる人がちがったから。


マラガに居るときは、
正直、スペイン人もスペインも嫌いだった(笑)
いや、むしろ、毎日日本に帰りたかった(笑)

マラガのスペイン人は、

コンサバ。
外国人の私と心から仲良くしようと思っているスペイン人は、見つけるのが本当に大変。
男は女遊びが激しい。。(そうじゃない人は2割くらいな気がww)

ある日、毎日、日が照るマラガで、
少しくらい雨を降らせる情緒もないのか、

とサンサンと照る太陽に嫌気がさしました(笑)

ある日、自分の住んでるマンション5階から、
ボーと待ちを眺めながら、歩いてる人たちを見ながら、

スペインの土地の上で、息をしている生き物すべてが嫌いだ。

と思ったことも、ありました(笑)

それでも、いたマラガ。

でも、最後のとどめは、仕事。
アンダルシア人仕事は、耐え難かった(笑)

朝ごはんは、みんな仲良く食べる憩いの時間なんです。

行かない奴は、仲間はずれ。

そして、なぜか解雇。。。!?
信頼できないからと。

優秀な人たちが2人、3人と解雇されていくのを見て、

ここにいるべきでは、ないんだと。
私には合う世界ではなかったと
心底思いました。


そして、仕事を変えて辿り着いたアストゥリアス。

その生活の中で、
スペイン人に対する見方が変わりました。

アストゥリアスのスペイン人は、

面倒見がよく
生真面目で、真面目にも働き、
そして批判的。
少しイギリスに近づいた感が(笑)
でも、やっぱり田舎が大好きな、コンサバな人たち。

ここで、スペイン人をやっと好きになりました。

やっと、少し自分と近い世界の人に会った気分。

アストゥリアスでの生活は、
基本的に楽しかったです。

この頃から、日本に帰ることは考えなくなりました。

もう4年目だからね。

と日本の友達にも言われたんですが、
慣れたというより、

自分に合った世界に入った

という感じが強かったです。

ただ、それでもやっぱり大きな街に行きたかった。

というわけで、上司を説得して、
マドリードオフィス勤務にしてもらい、マドリードに移ったわけです。

マドリードは、色んな人がいる。
土日も、会社のケータイに電話するとでる会社の人たち。
あんなに家族が大事な人種なのに。。
そんな人もいる。。

この5年を通して、分かったことは、
私たちが、かなりの色眼鏡をかけて世の中を見ていること。

嫌なことがあると、
あんなにキレイな青空でさえ、憎らしく見えて、

うれしい気分のときは、
とてつもない大雨でさえ、新鮮に見える。

私たちの気分は、
私たちの外部でおこる事象の評価を大きく揺さぶります。

わたしたちの気分は、
1日の中で関わる人たちに左右されてしまう傾向がある。

だったら、自分の好きな人たちと付き合っていけばいい。

とはいえ、
社会生活は、色んな人と関わらなければいけないから、

自分と違う世界感を持つ人には、

彼らの世界感を尊重すること。
自分がいいと思う世界以外にも、色んな世界が存在することを許して、受け入れこと。
でも、その世界には入り込まないこと。

それが一番自分のためになる。

ということでした。

Princesa triste で有名な日本の有名人

今日の仕事場の話。

Oye, has visto la noticia ?
ねぇ、ニュース見た?

と、同僚に声をかけれて、

Que ha pasado ?
なんかあったの?

と聞いてみると、

La princesa triste le dió un beso a la reina de españa verdad ?

訳しますと、"la princesa triste"がスペインの女王様にキスをしたんでしょ?
dar un beso :キスする
le :は la reina de españa :女王様を意味します

Cómo ? なんだって?

La princesa triste ? Quien es ?
悲しいお姫様?誰それ?

ちなみに、スペイン女王が出てくる時点で、
話は、日本に訪問しているスペイン王子様、女王様のことです。

天皇陛下や皇太子様の名前は、なぜかスペイン人は知っていて、よく名前で呼ぶのですが。。

Ven Ven ! 来て来て

と言われて見たネットニュースに出ていたのは、

雅子様。

あぁ。Princesa triste.. 悲しいお姫様。

Por que se llama asi ?
なんで、そう呼ばれるの?

Es que durante mucho tiempo estuvo depresión verdad ?
だって、もう長い間、心の病だったでしょ?

あぁ。。

雅子様は、スペインで案外有名なのでした。

恐らく、
皇太子様がスペイン訪問した時に、
雅子様がお見えにならなかったから、
有名な話になったのでしょう。

スペイン人は(少なくとも私の会社の同僚たちは)
遠くから、彼女が公共の場に出てみえた事を、優しく見守っているようでした。

ちなみに、

みなさんも日本のテレビで見たかもしれない、
あの美男美女の王カップルは、

こちらでは、違う国の誰かさんと不倫してるだの、色々ゴシックネタが目立つ、

国民からしてみれば、
ヤレヤレな二人なのでした。(笑)

あ、ちなみに、
今日話していたキスというのは、
スペインでは、礼儀として会った時の挨拶にする頬へのキスのことです。

女性へのキスは初対面でも必ずします。
ただし、男性同士は、握手が多いです。
男性同士のキスは仲がいい友達同士だとしても、
中々見ないケースです。

以上、今日のニュースでした。

スペイン語の学び方 Vengaを使うとNativeぽくなる

久しぶりに、スペイン語でも。

さてさて、
もうすぐスペインに来て5年が経つわけですが、
未だに使うタイミングを逃す"Venga"という単語。

Venga:
Venir「 来る」のSubjuntivo一人称と三人称の形

ですが、Vengaを使うのに、そんなむ難しいことは考えなくていい場合が多いです。

とうのも、みんな掛け声みたいな感じで使っているからです。


一番よく聞くのは、友達同士の電話にて。。
もしくは、友達と会っていて、別れの際、

そろそろ、話終わりたいなぁ。。
そろそろ、電話切ろうかなぁ。。

と、思うとスペイン人は、

Pues, venga ! と切り出します。

Pues : 英語のwellと同じ役目で、「よし」みたいな掛け声です。

Venga : この時のVenga は「じゃぁ」みたいな意味です。

よって、

よし、じゃぁ、ありがとね。
Pues, venga. Gracias.

よし、じゃぁ、また続きは今度。
Pues, venga. Hablamos.

よし、じゃぁ、また明日。
Pues, venga. Hasta mañan.

というように、
よく使います。

ここで、ポイントなのは、
例えば、電話でどちらかがvengaと切り出したら、
切り出された方はvengaとはあまり返しません。

例えば、
pues venga, hablamos.
と言われたら、

Vale, vamos hablando. Gracias hasta luego, adios, adios..
みたいに切るんです。

とにかくスペイン人は、別れ際や、電話を切るときに、さよなら、またねという言葉を3回くらい繰り返します(笑)


または、サッカー⚽の試合を観ているとき、

行けぇ!とチームを応援する意味で
Venga !!
と使います。これはVenirの命令形として、使ってるのかもしれないです。でも、言うタイミングは、攻めに入って、行けぇ!と応援するときです。

Vengaを使うだけで、
急にネイティブ感がますので、どうぞ使って見てください。

単純で迷惑なスペイン人に、思慮深く迷惑な日本人

マラガで出逢った私の大事な友達マキコ(仮名)が、もうすぐマラガに遊びに着ます。

2年ぶり。
この前、マラガに顔を出したときに、マキコの彼氏もとい家族に会ってきました。彼はスペイン人。

二人の出会いは、当時、私にはとても羨まし見えました。

彼は、マキコが入ったホームステイ先のお家の息子で、普段は島で働いている息子が、休暇でマラガに戻ってきたときに、マキコに出会い、二人は恋に落ちました。

彼は、背が高く、イケメンな消防士。趣味はサーフィンで、つい数年前までキャンピングカーが家だった様な自由な人。

マキコは、日本では働きモノで、しっかり計画を立て、人生の中で自分を発展させいくことに熱心で、
でもオセアニアでワーホリをしていたこともあって、少しチカラを抜いて違うタイプの人生の楽しみも味わえる美人さん。

二人で島に住みだしたころ、まだ家がありませんでした。車で1週間くらい暮らし、やっと家を借りて暮らし出した二人。

1番苦労してたように見えたのは、
計画的なマキコと無計画な彼氏のその違い。

真っ直ぐで、単純だから、知らず知らずのうちに問題を作り出す彼氏と、それを我慢して、問題として二人の間に持ち出さないマキコ。


二人の恋物語は、
いろいろな紆余曲折があり、マキコが日本への帰国を決めたところで、グラグラしていた二人の行く末が、少しづつ、ある一方向で向かいだした感じがしました。

私は、仕事で日本に月一以上の頻度で行く機会があるので、日本にてマキコによく会っていまいした。
島暮らしで、太陽で、真っ黒に焦げていた彼女のお肌も、日が経つにつれ、白く元の色に戻っていき、
街に住む日本人に変わっていく様子を、わたしは見ていました。

彼氏とは、どうなったの?
そう聞くと、GWに日本に遊びにくるの、
そう言っていたのは1年前。

彼氏とは、どうなったの?
そう聞くと、
あなたと昔ような島の暮らしはできない、と言ってみた、と聞いたのは帰国して2年目のこと。

最近はどう?
と聞くと、実はお見合いをしてみることにした
と聞いたのは今年のはじめ。

え?知ってるの?向こうは。
なぜか、聞く私も、彼氏とは呼べなくなりました。

見合いをするかもとは言ったけど、
本当にすることは言ってない。言えなくて。。

そうか。。

それからは、それ以上二人の話を聞いてなかったのですが。。

そんなマキコと反対に、今でも二人の未来に夢を持っていた彼氏。

あんなに、自由だった人は、こんなにも不自由に生きることを望んでいるようで。

マキコが、ここをマラガを出ていくと決めたとき、
ここには仕事がないからと言っていました。

すると、彼氏の家族は、親戚を使ってマドリーの大きな会社のポストをマキコに用意したんです。

マドリーなんて、彼氏にとったら、海もない大都会なのに。それでも、彼女がスペインに戻ってこれるなら、と精一杯の彼氏。

それでも、なぜかスペインにやってこないマキコ。

どうしてだろう。。
彼の母親もマキコのことが大好きで、
家族全員が真剣にマキコについて考える。

そんなスペイン人の会議(笑)をボーと見ていた私。
なんだか、結婚詐欺にあった被害者を見ているようで。。

マキコは、仕事に夢中なんだよ。
と口を挟む挟んでみると、

でも、毎日夜遅くまで、土日も働いている彼女から満足している様子はちっとも伝わってこない。

と、私意見は速、却下(笑)

スペイン人は、
本当に単純です。
例えば、1+1=2 だと思っている人たち。

日本人は、というと、
1+1=2... (だけど1+(3-2×1-5+6/2+2)= 2)と頭の中で考えてるような人たちです。
そにカッコの中のごちゃごちゃした数字は、スペイン人には見えないわけで。。


昔、スペイン人の友達に、
一緒にいる相手によって、人が変わったみたいな振舞いをする日本人が嫌いだ、と言われました。。

するどいご指摘で。。

でも、
マキコは、決してウソをついて、スペインで生きていたわけではないと思う。
仕事をしないで、毎日サーフィンする彼を見ていた時間は、彼女にとって苦痛だったのか。。
いや、その時間はそれで楽しんでいたはず。
そんな暮らしをずっとしていくのも、悪くはない、と、どこかで思っていたはず。

さて、
来月二人はマラガで再会します。
彼氏の母親が重い病気だという、あまり好ましくない理由での、スペイン訪問です。

どうなることやら。。

誰かが悪いのかもしれないし、誰も悪くないのかもしれない。

正義は、国によっても、個人によっても違うということです。