父が脳卒中で倒れた

昨日、
母から、父が脳卒中で倒れたとの連絡がありました。

父は、ガンのステージ4、余命1年という宣告から生き抜いて、奇跡的にガンを克服した男です。

あれから10年、今度は脳卒中。

いつまでたっても楽には生きさせてもらえないなと思う。


父親は、体の左半分が不自由になり、
それでも頑張ってリハビリをしているそうです。そして、もう病院で友達を何人か作ったそう。

母親も、小さいながら何十年も続けてきた父親の会社を、父なしで、なんとか続けようと頑張ってます。


ある日、突然、今まで当たり前にあった生活がなくなる。

そういう経験を
私たち家族は何十回も繰り返して、ここまで生きてきました。


でも、
こんな風に、歓迎できない事態になったとき、その時にどうするか、
それが最高の自分らしさだと思う。

生きようとするのか。
どんな風に生きようとするのか。

今の両親を見ていると、
彼ららしいなと、心底尊敬します。


私は、小学校の頃、兄が倒れたときから、
嫌なことがあると、ときどき朝日を見に来ます。

ということで、今日も朝日を見てきました。

ここの朝日は、本当に綺麗で、
太陽が登るにつれて、
周りに雲も、空も黄金色に染まっていくんです。

本当に、神様みたいなのが
ピカーンと出てくるんじゃないかと思う。

自然のエネルギーには、
人間なんて、ちっぽけなもの、関係なさそうで。
私たちが、どんな社会を作って、どんなルールを作って、どんな風に世界を回しても、

自然のエネルギーは、その人間の手の及ばないところにある。

大半のことは、私たちのチカラでコントロールのできない世界で、私たちは生きている。

私たちが決められるのは、
せいぜい朝ごはんのメニューくらいの小さなこと。


その中で、どんなことを考えて、
どう生きるか。


それだけが、私たちの手の中にある選択肢。


私も、
家族の一員として、最大のサポートをしようと。

ま、10年前、ガンの治療費を、治療に使わず人生最後の車を買うことにすると、言い出した父。
あれから、結局、3回、車を買い換えました。

今回も、キット、また運転できるようになると思います。

だって、まだ彼の人生には車が必要だから。


信じぬくものは、それをちゃんと現実にするのです。


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