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単純で迷惑なスペイン人に、思慮深く迷惑な日本人

マラガで出逢った私の大事な友達マキコ(仮名)が、もうすぐマラガに遊びに着ます。

2年ぶり。
この前、マラガに顔を出したときに、マキコの彼氏もとい家族に会ってきました。彼はスペイン人。

二人の出会いは、当時、私にはとても羨まし見えました。

彼は、マキコが入ったホームステイ先のお家の息子で、普段は島で働いている息子が、休暇でマラガに戻ってきたときに、マキコに出会い、二人は恋に落ちました。

彼は、背が高く、イケメンな消防士。趣味はサーフィンで、つい数年前までキャンピングカーが家だった様な自由な人。

マキコは、日本では働きモノで、しっかり計画を立て、人生の中で自分を発展させいくことに熱心で、
でもオセアニアでワーホリをしていたこともあって、少しチカラを抜いて違うタイプの人生の楽しみも味わえる美人さん。

二人で島に住みだしたころ、まだ家がありませんでした。車で1週間くらい暮らし、やっと家を借りて暮らし出した二人。

1番苦労してたように見えたのは、
計画的なマキコと無計画な彼氏のその違い。

真っ直ぐで、単純だから、知らず知らずのうちに問題を作り出す彼氏と、それを我慢して、問題として二人の間に持ち出さないマキコ。


二人の恋物語は、
いろいろな紆余曲折があり、マキコが日本への帰国を決めたところで、グラグラしていた二人の行く末が、少しづつ、ある一方向で向かいだした感じがしました。

私は、仕事で日本に月一以上の頻度で行く機会があるので、日本にてマキコによく会っていまいした。
島暮らしで、太陽で、真っ黒に焦げていた彼女のお肌も、日が経つにつれ、白く元の色に戻っていき、
街に住む日本人に変わっていく様子を、わたしは見ていました。

彼氏とは、どうなったの?
そう聞くと、GWに日本に遊びにくるの、
そう言っていたのは1年前。

彼氏とは、どうなったの?
そう聞くと、
あなたと昔ような島の暮らしはできない、と言ってみた、と聞いたのは帰国して2年目のこと。

最近はどう?
と聞くと、実はお見合いをしてみることにした
と聞いたのは今年のはじめ。

え?知ってるの?向こうは。
なぜか、聞く私も、彼氏とは呼べなくなりました。

見合いをするかもとは言ったけど、
本当にすることは言ってない。言えなくて。。

そうか。。

それからは、それ以上二人の話を聞いてなかったのですが。。

そんなマキコと反対に、今でも二人の未来に夢を持っていた彼氏。

あんなに、自由だった人は、こんなにも不自由に生きることを望んでいるようで。

マキコが、ここをマラガを出ていくと決めたとき、
ここには仕事がないからと言っていました。

すると、彼氏の家族は、親戚を使ってマドリーの大きな会社のポストをマキコに用意したんです。

マドリーなんて、彼氏にとったら、海もない大都会なのに。それでも、彼女がスペインに戻ってこれるなら、と精一杯の彼氏。

それでも、なぜかスペインにやってこないマキコ。

どうしてだろう。。
彼の母親もマキコのことが大好きで、
家族全員が真剣にマキコについて考える。

そんなスペイン人の会議(笑)をボーと見ていた私。
なんだか、結婚詐欺にあった被害者を見ているようで。。

マキコは、仕事に夢中なんだよ。
と口を挟む挟んでみると、

でも、毎日夜遅くまで、土日も働いている彼女から満足している様子はちっとも伝わってこない。

と、私意見は速、却下(笑)

スペイン人は、
本当に単純です。
例えば、1+1=2 だと思っている人たち。

日本人は、というと、
1+1=2... (だけど1+(3-2×1-5+6/2+2)= 2)と頭の中で考えてるような人たちです。
そにカッコの中のごちゃごちゃした数字は、スペイン人には見えないわけで。。


昔、スペイン人の友達に、
一緒にいる相手によって、人が変わったみたいな振舞いをする日本人が嫌いだ、と言われました。。

するどいご指摘で。。

でも、
マキコは、決してウソをついて、スペインで生きていたわけではないと思う。
仕事をしないで、毎日サーフィンする彼を見ていた時間は、彼女にとって苦痛だったのか。。
いや、その時間はそれで楽しんでいたはず。
そんな暮らしをずっとしていくのも、悪くはない、と、どこかで思っていたはず。

さて、
来月二人はマラガで再会します。
彼氏の母親が重い病気だという、あまり好ましくない理由での、スペイン訪問です。

どうなることやら。。

誰かが悪いのかもしれないし、誰も悪くないのかもしれない。

正義は、国によっても、個人によっても違うということです。